IJTテクノロジーホールディングス株式会社

トップメッセージCORPORATE MESSAGE

株主の皆様におかれましては、平素より格別のご理解とご支援をいただきまして、まことにありがとうございます。

当連結会計年度(平成29年3月期)におけるわが国の経済は、企業収益および雇用に一定の改善が見られるなど、景気は緩やかに回復いたしました。また、世界経済についても、新興国の一部で弱さが見られたものの、全体としては緩やかな回復基調の中で推移してまいりました。

トラック市場におきましては、国内は景気回復に支えられ需要は増加いたしましたが、海外では中東産油国等で需要が減少いたしました。一方、建設機械市場におきましては、国内では排ガス規制関連の一巡により需要は減少したものの、海外では中国で公共投資により需要が回復するなど、総じて需要は増加いたしました。

このような状況の中で当社グループは、平成28年5月に当連結会計年度を初年度とした「中期経営方針」を策定いたしました。この「中期経営方針」では、当社グループは、経営理念を念頭に行動指針に則り、持続的成長シナリオに基づき、長期経営ビジョンの達成に向けた施策の推進に取組んでまいります。

具体的には、当社グループのQCD(Quality、Cost、Delivery)競争力強化および経営統合効果の最大化に向けて、「ものづくりコスト構造改革」、「グループシナジー追求による経営の効率化」、「事業拡大に向けた拡販戦略」の3つの経営課題に対して5つの経営施策を推進し、より盤石な事業基盤を築いてまいります。

この「中期経営方針」の初年度における各施策を実施した結果、当連結会計年度の売上高は1千393億5千7百万円(前連結会計年度比3.8%増)となり、営業利益は55億1百万円(前連結会計年度比70.8%増)、経常利益は58億4千4百万円(前連結会計年度比147.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は35億1百万円(前連結会計年度比77.0%増)となりました。

また、資本効率の向上を図るとともに、株主の皆様への利益還元の充実と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の実施を目的として、自己株式を取得することとし、平成2 8 年5 月から平成2 8 年8 月までの間に、取得総額299,981,400円で958,600株を取得いたしました。

当期の配当につきましては、第2四半期連結累計期間における業績動向を踏まえ、株主様への利益還元の機会を充実させるため中間配当を実施することとし、平成28年12月に1株当たり4円をお支払いいたしましたほか、期末配当金を1株当たり5円として、第4回定時株主総会にてご承認いただきました。

当社グループを取り巻く経営環境は、トラック市場におきましては、国内の需要が堅調に推移する一方、海外の需要は中東産油国や新興国等を中心に先行き不透明な状況が続くものと予想されます。また、建設機械市場におきましては、中国やアジア新興国等で回復傾向が見られます。

このような状況の中で、当社グループは、「中期経営方針」の達成に向けて、意思決定の迅速化および経営戦略策定機能の強化など、更なる経営の効率化を図るための体制構築を目指し、平成29年4月に組織改定を行いました。この新体制により、「中期経営方針」を着実に推進し、経営基盤を一層充実させるとともに、コーポレート・ガバナンスの強化も推進してまいります。

株主の皆様におかれましては、今後とも引き続きご支援、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。